函館「食」ニュース

はこだてグルメサーカス2019 市内事業者の出店募集中
2019年9月7日~8日に開催される「はこだてグルメサーカス2019」の、函館市内事業者の出店(15店程度)を募集しています。 「はこだてグルメサーカス」は、食と観光のPRを通じて、市民や観光客のかたに楽しんでもらうとともに、函館駅前・大門地区の賑わいを創出することを目的に2012年から年1回開催されている、函館最大級の食のイベントです。 募集の詳細は、下記をご覧ください。 はこだてグルメサーカス2019 市内事業者の募集期間は2019年6月6日(木)〜6月28日(金)です。 はこだてグルメサーカス 日時:2019年9月7日(土)~8日(日) 会場:はこだてグリーンプラザ・函館朝市第一駐車場 【特別企画会場】太陽パーキング 主催/問い合わせ先:はこだてグルメサーカス実行委員会 (函館市観光部観光振興課) TEL.0138-21-3383(土日祝を除く9:00〜17:30)

函館真昆布を使ったクラフトビール登場
近年、大手メーカーのビールとは異なり、小規模な施設で素材や醸造方法などに工夫を凝らして造られた「クラフトビール」が注目されています。 このたび、函館真昆布を用いたクラフトビール「YOROKOBU PALE ALE」(ヨロコブペールエール)が登場し、販売が始まりました。開発を手がけたのは、イベントの企画運営などを手がける東京の株式会社SPICE。同社の加藤李子さんと藤田佳子さんは函館出身で、これまで函館と東京を結ぶ飲食イベントなどを開催してきました。こうした機会を通して、「シーフードにマッチするビール」を造りたいと切望。函館の特産品でもある真昆布製品の製造過程で端材が出ることを知り、フードロスを減らすことにも着目しました。ごみゼロを目指す「ゼロ・ウェイスト」に取り組む徳島県上勝町の企業に依頼し、昆布の端材を使ったヨロコブペールエールが生まれました。 昆布を加えることで、主原料であるホップの香りが引き立ち、よりシャープな味わいになり、飲み進めると豊かな香りを感じるように仕上げたとのこと。2019年4月下旬、ビールのお披露目を兼ねて函館西部地区の古建築で行われたイベントでは、来場者にも好評でした。 330ml瓶入り(参考価格756円)と、飲食店向けの10リットル入り生樽(価格応談)の2種類を販売。取扱飲食店も募集中です。函館ゆかりのクラフトビールをぜひ味わってみてください。 取扱店舗 ■ 道南地元市場【通販サイト】 https://s-hokkaido.com ■ She told me【飲食店・新アメリカ料理】 函館市末広町18-25 大三坂ビルジング1F 0138-85-8456 ■ 小村酒店【酒販店】 函館市元町31-24 0138-22-3721 ■ 酒ブティック 越前屋【酒販店】 函館市万代町16-25 0138-41-0071

「旬食材」に3品を新規掲載
当サイトの「旬食材」コーナーに3品の新記事を追加しました。ぜひご覧ください。 ■ 雪の下だいこん ■ 春採り昆布 ■ サクラマス

学生発案によるユニークな「はこだて焼きピロシキ」16種を商品化
函館の新ご当地グルメ「はこだて焼きピロシキ」は、市内のパン店などが工夫を凝らして販売する人気商品です。このたび、市立函館高校と函館大学の学生が考案した、ユニークな具材を使った「はこだて焼きピロシキ」が登場。2019年5月15日(水)から21日(火)まで、丸井今井函館店(函館市本町)地階「はこだてキッチン」で販売中です。今回商品化されたのは、2019年3月開催の「ピロシキ博」(主催:ソユーズはこだて焼きピロシキ)具材レシピコンテストで採用された「グラタン」「ちゃんちゃん焼き」「さきいかお好み焼き」など16種。食感、見た目、ネーミングにこだわったものや、「塩ラーメン」や台湾名物「魯肉飯(豚バラ肉の掛けご飯)」などを取り入れたものもあります。5月18日には、レシピを開発した学生らが店頭に立ち、商品をアピールしながら販売。価格は1個216円~324円(税込)。数量限定で早々に品切れになる商品もありそうですので、早めの来場をおすすめします。 学生考案による具材レシピをもとに、これまで「はこだて焼きピロシキ」を販売してきたパン店が焼き上げ。手がける店ごとに生地にも特徴があります。 市立函館高校料理部が考案した「夜景ピロ」。黒いパンのなかから半熟卵を用いたピザ風の具材が登場する、函館の美しい夜景をイメージした焼きピロシキです。 ソユーズはこだて焼きピロシキ(まるたま小屋内) TEL 0138-76-3749 丸井今井 函館店 はこだてキッチン 所在地:函館市本町32-15 営業時間:10:00~19:00 TEL 0138-32-1151(代表)

厚生労働大臣表彰受賞の木村史能さん、受賞記念メニューが好評
函館国際ホテル総料理長の木村史能(きむらふみよし)さんが、2018年11月に厚生労働大臣表彰(調理師制度功労者)を受賞しました。この表彰は、「調理師の資質向上や組織活動などを通して、調理師制度の発展向上に顕著な功績のあった者に贈られる」というもので、このたび全国で42人が選ばれました。 木村さんは旧恵山町(現在は函館市)の出身。調理師学校を卒業後、16歳で函館国際ホテルに入社し、中国料理の調理師として40年にわたり活躍。現在は同ホテルの総料理長、およびマイステイズ・ホテル・グループの道南エリア統括総料理長を務めます。 木村さんは、調理師学校での講師や日本中国料理協会函館支部の活動などを通して、後身の育成や料理技術の向上などにも熱心に取り組んできました。食材の特徴を深く探求することでも知られ、新たな地元食材の発掘や付加価値向上に大きな成果をあげています。こうした姿勢には、料理人仲間や生産者からも尊敬の眼差しが注がれます。 「食材の良さをいかにお客さんに伝えられるかが料理人の使命。そのためには食材を知ることが最も大事」と木村さん。近年は、函館市沿岸特産の「がごめ昆布」、隣町の秀峰・横津岳の伏流水で育てられる「王様しいたけ」(七飯町・福田農園)、みなみ北海道の江差町および乙部町産なまこ「檜山海参(ひやまはいしぇん)」などに注目しているそうです。 受賞を祝って、函館国際ホテルでは和食・洋食・中華それぞれで「木村総料理長 厚生労働大臣表彰受賞記念」コースを提供中。木村さんが太鼓判を押す食材を使った料理が好評です。 「檜山産なまこと王様しいたけの葱入り醬油煮込み」 ディナーのコース料理やアラカルトで提供している木村さんの料理。なまこは中国料理の定番食材ですが、檜山産のものはイボ立ちが高く、コリコリしたよい食感が出る逸品。また、王様しいたけは香りが強く、肉厚で歯ごたえがあるので、主役級の存在感があります。見た目、歯ごたえ、味わいのインパクトが感じられる一皿です。 函館国際ホテル 所在地 函館市大手町5-10 TEL 0138-23-5151

人気企画の「畑でレストラン」、インターネットで参加者を募集!
コープさっぽろの人気企画「畑でレストラン」の2019年度募集が始まります。 このイベントは「コープさっぽろ農業賞」を受賞した生産者の畑に、一日限りのランチレストランがオープン。料理人が採れたての野菜を使って調理し、スペシャルランチを提供してくれます。スタートから9年、生産者とシェフの思いに触れ、北海道の食の豊かさを感じることができるイベントです。 道内各地で開催される20のプログラムのうち、道南地域で開催されるのは2つ。例年、非常に人気が高く、今年度から事前申込みによる抽選が行われます。 申し込みはWebサイトのフォームからどうぞ。 ■ 道南(渡島・檜山振興局管内)で開催のプログラム (内容の詳細については、Webページ参照) □ 7月27日(土) 政田農園(森町赤井川409-2) 担当シェフ:関川裕哉さん(北斗市「クリマ」) 在来種の豆や野菜などの生産に取り組む「政田農園」と、豪華列車「トランスイート四季島」のランチ担当としても活躍する関川さんのコラボ。 開催時間:10:20現地集合/13:30終了 料金:6,500円(税込)お土産付き、ドリンク別途 募集期間:5月1日~5月12日 □ 9月29日(日) 村上牧場(せたな町瀬棚区西大里359) 担当シェフ:塚本孝さん(札幌市「カプリカプリ」) 映画「そらのレストラン」のモデルとなったチーズ生産者・村上健吾さんの「村上牧場」と、札幌の人気イタリアン「カプリカプリ」塚本さんのコラボ。 開催時間:10:20現地集合/13:30終了 料金:6,500円(税込)お土産付き、ドリンク別途 募集期間:6月24日~7月10日 問合せ:株式会社コープトラベル 本社 TEL 011-851-7411

公式Instagramを開設しました!
2019年4月、WEBサイト「おいしい函館」公式Instagramを開設しました。 函館の食の魅力をInstagramでも発信します。 Instagramユーザーの方はぜひフォローしてください。 「おいしい函館」公式Instagramはこちら

THE DANSHAKU LOUNGE、4/25オープン
2019年4月25日、道の駅「なないろ・ななえ」隣りに、「THE DANSHAKU LOUNGE(ザ・ダンシャクラウンジ)」がオープンします。男爵いもの生みの親・川田龍吉男爵は、近代農業の基礎を築いた人物。日本の風土でもじゃがいもの栽培ができるように品種改良し、函館近郊の七飯町で、男爵いもの栽培を成功させました。 館内には、川田男爵が実際に使用していた農機具、生活雑貨、蒸気自動車など約500点を展示。食品や飲料などの土産品も取り揃えています。「男爵チーズケーキ」は、男爵いもを使ったユニークなオリジナルスイーツ。材料はすべて北海道産にこだわって作られています。 また、KITCHEN&DININGでは、地元食材を中心にした料理を提供。ポテトフライやコロッケなどのテイクアウト商品のほか、店内では、じゃがいものニョッキ、薪でグリルしたステーキ、プレートランチなどの食事メニュー、七飯町特産のりんごを使ったスイーツなども味わえます。 場所は、札幌から函館に向かう国道5号線沿い。北海道新幹線の新函館北斗駅から車で5分程度のところにあります。春の大型連休に足を運んでみてはいかがでしょうか。

函館圏優良土産品推奨会、今年の受賞商品が決定!
函館の優れた土産を表彰する「函館圏優良土産品推奨会」審査会において、2019年の受賞商品が決定しました。最高賞の函館市長賞は、3種の松前漬けを詰め合わせた「函館松前三昧」と、北海道唯一の国宝「中空土偶」をモチーフにしたクッキー「はこだて土偶ッキー(どぐっきー)」が受賞。そのほか、菓子、海産物加工品、調味料などから合計16点が選出されました。 問合せ先 函館圏優良土産品推奨会事務局(函館商工会議所 地域振興課) TEL 0138-23-1181

函館市のアンテナショップの新WEBサイト公開。SNS発信も!
函館市が東京都内で展開しているアンテナショップ(函館市公式ショップ)のWEBサイトがリニューアルしました。函館市公式ショップ「函館もってきました。」は、東京駅近くのビジネス街にある「ローソン京橋駅前店」と、高級住宅街に隣接する「ローソン世田谷奥沢五丁目店」の2店舗。店内の特設コーナーに函館の物産品を取り揃え、観光パンフレットの配布なども行っています。 2019年3月末から公開中の新しいWEBサイトでは、店舗の紹介やセールの情報、新規取扱商品の紹介などを掲載。売れ筋商品ランキングは毎月更新されます。また、函館市および近郊の業者向けに、商品のテスト販売募集の要綱も掲載されています。 さらに、公式SNS(Facebook、Twitter、Instagram)との連動もスタートし、よりタイムリーに函館情報を発信しています。

美食の街・函館が「EXILE TRIBE 男旅」に登場!
人気ダンス&ボーカルユニットEXILE TRIBEのメンバーが、故郷・北海道の魅力を伝えるバラエティ番組「EXILE TRIBE 男旅」。このたび、美食の街・函館を訪ね歩いた模様が、2019年4月6日から数回にわたって放送されます。 「EXILE TRIBE 男旅」は、EXILE TRIBE(人気グループ「EXILE」を中心とするアーティスト集団)の北海道出身メンバーたちが、道内各地を訪ね歩き、まちづくりの取り組みなどを紹介する、UHB(北海道文化放送)の人気番組です。函館では、EXILE SHOKICHIさんと青柳翔さんが、函館でバル街や世界料理学会を主宰するスペイン料理店「バスク」のオーナーシェフ深谷宏治さんの元を訪ね、深谷さんと共に中島廉売や男性だけの料理俱楽部「ソシエダ港の庵」などを巡ります。 なお、放送は北海道内のみとなります。 「EXLIE TRIBE 男旅」暮らすように旅する函館① 2019年4月6日(土)17:00~17:30 UHB(北海道文化放送)で放送(北海道内のみ)

函館真昆布を風味づけに用いたクラフトジン誕生
カクテルの材料などに使われるジンは、独特の香りとキリッとした味わいが特徴の蒸留酒です。 近年は、その土地ならではの特色ある素材を用いて風味づけするなど、強いこだわりを持って造られる「クラフトジン」が各地で誕生し、注目を集めています。 このたび、札幌市南区にある「紅櫻蒸溜所」(北海道自由ウヰスキー株式会社)が、2019年春の限定商品として、桜の風味で春を表現した「クラフトジン9148 0396」を製造。風味づけの素材の一つに、函館真昆布が採用されました。紅櫻蒸溜所は、2018年4月に稼働をはじめた北海道初のクラフトジン製造施設で、その製品は既に国内外で高い評価を受けています。「クラフトジン9148 0396」には、スタンダードな香草類に加えて、桜の花や葉、さらには北海道産の原料として、函館真昆布、干し椎茸、切り干し大根が使われています。できあがったジンはほんのり桜色で、ボトルの中には一輪の八重桜の花が落とされています。函館真昆布のPR担当者は、「すぐに函館真昆布の風味がはっきりと分かるものではないが、一般的なドライジンに比べ、桜をはじめ様々な素材の香りが重層的に感じられ、味わいに深みを感じます」との感想。北海道内の酒店やスーパーなどで販売中ですので、ぜひ一度、お試しください。 アルコール分45%、700ml入り、1本4,860円(税込)。函館市内では、越前屋商店(万代町16-25 Tel 0138-41-0071)で購入可能。

「料理人の卵」を育てる吉田徹さんインタビュー
吉田徹さんは、函館短期大学付設調理製菓専門学校で西洋料理の教鞭を執り、これまでさまざまな現場で活躍する数多くの料理人たちを育ててきました。いわば「料理人(調理師)の卵」を育てる料理人です。また、行政や生産者、企業などと協力し、地域の食材を用いた新たなレシピや商品の開発にも精力的に取り組んでいます。吉田さんに、ご自身の経験や、食の街・函館の魅力を高めていくためのアイディアについて伺いました。 ■ 料理人を目指して東京へ 料理人になりたいと思ったのは、中学の頃でした。函館水産高校では、授業でスモークサーモンやクジラベーコンを美味しく作ることに没頭しました。函館短期大学に進み、栄養士の免許を取ったのですが、同時に夜間部の調理師学校にも通いました。そこで洋食を教えてくれた塚本政衛先生と一緒に青函連絡船に乗り、上京。上野の「東洋軒」という老舗の宴会場に着いたら、そのまま店に置いていかれて、仕事を始めることになりました。その日、自分の寝場所までどうやって帰ったかも分からないほどで、慌ただしく料理人の人生がスタートしました。 ■ 東京での経験 最初は食材を洗ったり、皿洗いの毎日。当時の調理場はまだ徒弟制ですから、とにかく厳しかった。日本屈指のトップシェフのひとりである当時の料理部門のチーフが、ある日、夜食の賄い料理に天ぷらそばを作ってくれましたが、その美味しさに仰天。一流の職人とはすごいものだと感心し、自分もそうなりたいとあらためて思い、憧れの職人の姿を追いかけることで仕事を続けることができました。忙しい日々のなか、自分を試すチャンスは料理コンクールでした。1987年、「ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール」日本予選では、約270人の応募者の中から、わずか10人の実技審査を受けることができました。 ■ 帰郷、そして「料理人の卵」を育てる立場に 青函博(青函トンネル開通記念博覧会)の前年、37歳の時ですが、函館駅前(現在のフォーポイント・バイ・シェラトン函館の場所)に「函館ハーバービューホテル」が開業したのを機に帰郷し、レストラン部門の料理長の職を得ました。東京での経験から自信はあったのですが、函館ではどういうものが好まれるのかが気になり、当時はいろいろな店の食べ歩きもしました。数年経ってレストランが軌道に乗った頃、母校である調理師学校から外部講師の依頼があり、生徒たちに西洋料理を教えに行くようになりました。当時は、テレビで「料理の鉄人」や「料理天国」といった番組が人気で、生徒はとにかく多かった。授業には定員以上の生徒がいるようなこともありました。 ■ 今の「料理人の卵」の気質とは? 今は昔に比べて、おとなしい生徒が多い。昔は、「いつまでも人に指示されて料理を作るのではなく、自分の考えた料理を提供し、お客様を満足させたい。だからシェフを目指す。」という風潮でしたが、今はどちらかというと、休暇、給料、勤務時間など待遇がしっかりと決まっている職場を望む傾向があります。就職の選択肢があり、かつ情報も多いので、どこにしたらよいのかをなかなか決められないのも今の特徴です。一方で、「ジョエル・ロブション」や「東京會舘」「グランドハイアット東京」など超一流を狙って、実際にそこに進む生徒もいます。 ■ 「食の街・函館」の魅力を高めるためには? これから料理を仕事にする人たちが夢を持てる食の街であることが大事。そのために、迎賓館のようなものを作ってみたいという夢を持っています。街にとって大事なお客様をもてなすために、語学が堪能な人に関わってもらい、第一級のサービスを提供する施設です。そこでは、料理人や生産者の名前をしっかりと掲げることが必要。フランス大統領のエリゼ宮での美食外交が有名です。函館には美しい四季が感じられる名勝「香雪園」もあり、そういう施設を利用するのもよいですね。料理人たちは、それに携わるためのステップを上がっていくために、勉強したり、精進したりします。夢のような話ですが、函館にはそうしたことを実現するための素材は揃っていると思っています。 「生徒たちには、調理のみならず、料理人の生き方を教えたい。」と吉田さん。親身さゆえの厳しさも時折のぞかせます。 函館短期大学付設調理製菓専門学校では、毎年「学校祭 味まつり」「食彩感謝祭」など市民向けに料理を提供する催しがあり、お手製の西洋料理の惣菜類が大好評です。 吉田さんは、がごめ昆布料理研究の第一人者。がごめ昆布の粘り成分を抽出し、ところてん状に固めたものを考案し、「函館がごめの雫」として商品化しました。近年、ところてんよりも柔らかいものを作ろうと配合を工夫し、「がごめ昆布のゼリー」を試作しています。 専門学校では、道南地方での漁業の厄介者であるサメを食資源として有効活用しようと、青森市のサメ専門業者「田向商店」などと共にレシピ開発を行っています。吉田さんは、サメの洋風すり身を使った「アブラツノザメのクネル チーズ風味」を考案。 吉田徹 1950年、函館市志海苔町(旧銭亀沢村)生まれ。函館短期大学食物栄養科、同大学付設の調理師学校の夜間部を卒業。「東洋軒」(東京)に17年間勤務し、西洋料理を担当。1987年に帰郷し、「函館ハーバービューホテル」のレストラン料理長に。同時に、函館短期大学付設調理専門学校で後進の指導を始め、2004年、教頭(調理実習・調理理論担当)に就任。社団法人日本エスコフィエ協会会員。

春の函館のお楽しみ、3つのバルイベント
複数の飲食店を気軽に巡ることができて、ほろ酔い気分で街歩きを楽しめる「バルイベント」。いまでは全国各地で開催されていますが、その発祥は、函館で2004年に始まった「函館西部地区バル街」です。 函館では市民に定着して人気が高いバルイベント、観光で訪れるかたにも、ぜひ知ってもらいたい催しです。2019年の春には、3つのイベントがそろって開催されるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。各イベントの詳細は下記をご覧ください。 大門バル 2019年3月29日(金)17:00~22:00開催 函館駅前の繁華街・大門地区にある、「ひかりの屋台 大門横丁」や、周辺の飲食店など50店程度が参加。各店で、500円のワンコインであらかじめ決められた料理とお酒のセットが楽しめるので、誰でも気軽に参加できます。年4回程度開催。参加店でスタンプを集めると、豪華景品が当たるチャンスも。 五稜郭バル 2019年4月14日(日)16:00~23:00開催(前売りチケット販売中) 1冊5枚つづりのチケット制。今回が11回目の開催で、市電「五稜郭公園前」電停を中心にした繁華街・本町地区の飲食店37店が参加。和食、焼肉、焼き鳥、居酒屋、バー、イタリアン、エスニックなど多彩なラインナップが魅力です。参加者が投票でナンバーワンのピンチョス(おつまみ)を決める「P-1グランプリ」にも注目。 函館西部地区バル街 2019年4月19日(金)14:00~24:00開催(前売りチケット販売中) 毎年春と秋に開催し、今回が31回目。教会群や和洋折衷の歴史的な建物が見られる西部地区で、2019年春は71店が参加。1冊5枚つづりのチケット制。参加者には生ハムやワインが振る舞われ、音楽ライブなども楽しめます。函館を代表する観光スポットとあって、近年では観光で訪れるかたからも注目されています。

「料理人が作る私の函館料理」に4人の料理人が登場
当サイトの人気コーナー「料理人が作る私の函館料理」に、4人の料理人が新規登場。地元の食材を使ったオリジナリティあふれる料理をご紹介しています。 そのほか、「旬食材」「訪ねてみたい市場・商店」の各コーナーにも新記事を追加しました。ぜひご覧ください。 「料理人が作る私の函館料理」 ■ ブリのマリネグリルと大根の昆布コンソメ煮 レストランnana-papa 池田 洋二 ■ おぐに和牛のステーキ 塩わさびおろしとマスタード 二代目 佐平次 山形 智 ■ はこだて寿司 幸寿司(こうずし) 玉谷 光市 ■ オマール海老とサーモン、近郊野菜のモザイク造り センティール・ラ・セゾン函館山 片桐 正史 「旬食材」 ■ ごっこ 「訪ねてみたい市場・商店」 ■坂井鮮魚店(ヤマサ坂井商店)