函館「食」ニュース

パン屋がシエスタハコダテに日替わり出店「はこだてパンマーチ」
市電「五稜郭公園前」電停そばのシエスタハコダテB1Fでは、水・木曜日を除く4月3日から6月30日までの間、函館市内のパン屋が日替わりで出店しています。 各月、曜日ごとに店が異なり、4月の月・火曜日は「pannoma」「サワダパン」、金・土・日曜日は「ル・レーブ」「神戸こむぎ館」「ミールニィミール」が出店。パンはもちろん、スープやランチセットもあり、全品持ち帰り可能です。また、イートインコーナーでの食事もできます。 なお、4月14日・28日に予定されていた「パンマーチ歌声カフェ」は、新型コロナウイルスの影響により、中止となりました。 はこだてパンマーチ 開催日:2020年4月3日(金)~6月30日(火)※水・木曜日を除く 時間:10:00~15:00 場所:シエスタハコダテB1F 問合せ:ル・レーブ(TEL090-8277-4392)

函館の天然真昆布で風味づけ「クラフトジン9148 0396」
2018年4月に稼働をはじめた北海道初のクラフトジン製造施設「紅櫻蒸溜所」(北海道自由ウヰスキー株式会社)が、昨年に続き、桜の風味で春を表現した限定商品「クラフトジン9148 0396」を製造しました。ボタニカル (ハーブや果皮、スパイスなど風味づけの植物性素材)のひとつに、高級食材の「函館真昆布」を使用しているのが特徴です。 「クラフトジン9148 0396」には、スタンダードな香草類に加えて、桜の花や葉、さらには北海道産の原料として、函館真昆布、干し椎茸、切り干し大根が使われています。できあがったジンはほんのり桜色で、ボトルの中には一輪の八重桜の花が落とされています。今回は、函館真昆布の中でも最高級といわれる、函館市南茅部地区尾札部(おさつべ)産の天然真昆布を使用。昆布のくせはほとんどなく、ほんのり優しい桜の香りがアクセントとなり、上品で深みのあるうまみが感じられます。 商品名の「9148(Ninety-one Fourty-eight)」は、ジョージ・オーウェルの小説「1984」をもじって、自由な発想を表現。「0396」はレシピ番号で、桜の語呂合わせにもなっています。 アルコール分45%、700ml入り。紅櫻蒸溜所直営所、オンラインショップのほか、函館市内の越前屋商店(万代町16-25 Tel 0138-41-0071)、新函館北斗駅そばの酒舗稲村屋(北斗市市渡1、北斗市観光交流センター別館内)で販売中です。

ガゴメでコロナに粘り勝とう!飲食店キャンペーン開始
函館市内のレストランや居酒屋など7店舗が、産学官連携組織「函館がごめ連合」の声がけに賛同し、がごめ昆布を使った特別メニューの提供を開始しました。コロッケ、パスタ、炊き込みご飯、お弁当など、全17種類の多彩なメニューがそろいました。 がごめ昆布は、主に函館沿岸で採取される貴重な海藻で、フコイダンやアルギン酸などの食物繊維を豊富に含んでいます。高価なだし昆布と違って、かつては浜で捨てられていた海藻でしたが、その成分の健康や美容への効果が判明し、今では、高値で取り引きされるようになりました。 今回のキャンペーンは、がごめ昆布を使った料理を飲食店が考案し、店内またはテイクアウトで販売するもの。「おいしい料理を通じて市民の皆さんに元気になっていただきたい。地域資源であるがごめ昆布で函館を盛り上げたい」(函館がごめ連合代表 布村重樹さん)という思いからスタートしました。 実施期間は特に定めず、当面の間続けていく予定とのこと。くわしくは各店へお問合せください。 寿々半(函館市本町34-16 TEL0138-56-5255)の「北大ガゴメ弁当(上)」/税込1500円。真鱈のムニエルがごめソース、ガゴメと鮭のコロッケ、若鶏ガゴメ醤油漬け竜田、ガゴメ胡麻豆腐、ガゴメ炊き込みご飯など、10品の入った豪華な弁当。「並」1000円もある。事前予約制テイクアウト。 がごめ屋(函館市五稜郭町35-3リッチホテル1F TEL070-5284-8913)の「がごめ飯」/税込900円。がごめ昆布を刻んで混ぜたご飯に、がごめ昆布で締めたイカ刺し、たらこ、カニのむき身などがのった丼ごはん。かつおだしをかけると雑炊風になり、がごめの粘りが増してさらにおいしい。事前予約制テイクアウト。このほか、店内では「ワンオーダービュッフェ」/税込1200円で、がごめ昆布の惣菜が食べられる。 ※5月5日まで。 函館国際ホテル レストランアゼリア(函館市大手町5-10 TEL0138-23-8755)の「北大ガゴメの海藻炊き込みご飯」/税込(以下すべて同じ)1550円。その他、帆立と王様しいたけの北大ガゴメ入り塩炒めなどが味わえる「薬膳ランチ」2050円と「薬膳弁当」1550円、「北大ガゴメと豚肉の細切ぴり辛炒め」1250円、「がごめ昆布と干し貝柱の健康スープ」750円、「フレッシュ中華サラダがごめ昆布ソース掛け」950円を店内で提供。 Café&Deli MARUSEN (函館市大手町5-10 TEL0138-85-8545)の「春キャベツと帆立、ガゴメ昆布のパスタ」(左)/税別1300円・店内で提供、「北斗市産無漂白長いもとガゴメ昆布のアンチョビソテー」(右)/税別500円・店内またはテイクアウト。予約不要だが、数量に限りがあるので事前予約すると確実。 ビストロやまくろ(函館市梁川町12-13 TEL0138-56-5609)の「ガゴメin厚沢部黒豆とジャガイモのコロッケ バルサミコガゴメソース」(上)/税別500円、「ガゴメと桜鱒と帆立のテリーヌ」(下)/税別1000円。2つのメニューをセットにした「テイクアウトディナー2~3人前」は税別5000円。いずれも事前予約制テイクアウト。 二代目佐平次(函館市五稜郭町4-13 TEL0138-51-3939)の「帆立のがごめ昆布和え 越冬大根と柚子」/税別780円・店内で提供。常時60~70種類の豊富な地酒をそろえる居酒屋なので、お酒とのマリアージュをぜひ楽しんで。 センチュリーマリーナ函館(函館市大手町22-13)の朝食ビュッフェメニュー。 宿泊者のみに提供。写真左)北大ガゴメと香り野菜の山葵風味「だし」、右)北大ガゴメとザーサイを混ぜ込んだ中華風豆腐薬味 キャンペーンを企画した函館がごめ連合の皆さんと、がごめ昆布のPRキャラクターのガゴメマン。「急な声がけにもかかわらず個性豊かな店が参加してくれました。各店自慢のがごめメニュー、この機会にお試しください。」

2019年産「米の食味ランキング」で北海道の3銘柄が特A
日本穀物検定協会(東京)は、2019年産の米の食味ランキングを発表し、北海道の対象銘柄「ふっくりんこ」「ゆめぴりか」「ななつぼし」のすべてが、最高の特Aを獲得しました。 ランキングは、専門評価員20人が外観や香り、味、粘り、硬さについて審査し、5段階で評価。「ななつぼし」は10年連続、「ゆめぴりか」は9年連続の特A、「ふっくりんこ」は3年ぶりに返り咲きました。 2019年秋に発表された作況指数では、全国平均が「平年並み」のところ、北海道は「やや良」と好調。今回のランキングで味も高評価となり、北海道米の消費拡大への後押しとなりそうです。

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「ガゴメでコロナに粘り勝とう!」3/20(金)北大がごめ昆布飴を無料配布
産学官連携組織「函館がごめ連合」は、3月20日(金)13時から、函館市五稜郭エリアの商業施設「シエスタハコダテ」前で「北大がごめ昆布飴」の無料配布を行います(写真は、当日のプレゼンターを務めるガゴメマン)。この飴に含まれる「北大ガゴメ®」には、北海道大学が開発した栽培技術により、通常のがごめ昆布の2倍以上のフコイダンが含まれています。 「こんな時だからこそ、特産品『がごめ昆布』で地域を盛り上げようと企画しました。市民の皆さん、がごめ昆布をおいしく食べて、不安な生活に粘り勝ちしましょう!」(函館がごめ連合代表 布村重樹さん) 当日はこのほか、がごめ昆布を使った商品や、北海道庁の機能性食品表示制度「ヘルシーDo」認定商品などの紹介も行われます。 函館がごめ連合による「北大がごめ昆布飴」無料配布 日時:2020年3月20日(金)13:00から 無くなり次第終了 会場:シエスタハコダテ前(函館市本町24-1) 問合せ:函館がごめ連合 0138-27-4777(まるごと北海道ストア えぞりす内)

函館市内の食品関連企業のみなさまへ(函館市より)
函館市では,新型コロナウイルス関連肺炎の流行により影響を受けている中小企業者等の経営の安定を図るため,函館市中小企業融資制度の「緊急対策資金」により,中小企業者等の皆様の資金繰りを支援いたします。(飲食業の方も利用いただけます。) また,あわせて関係機関では,経営や金融に関する相談窓口を開設しております。 詳しくは,こちらのウェブサイトをご覧ください。 https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2020020300117/

函館の「フードバンク」活動にご協力を
「フードバンク」は、直訳すると「食べ物の銀行」。フードバンク活動とは、品質には問題なく安全に食べられるのに、様々な理由で廃棄対象となる食品を集めて、必要とする施設や団体、家庭へ配布を行う社会貢献活動のことです。 函館では、2018年2月に「フードバンク道南協議会」が発足しました。この団体は、NPO法人ワーカーズコープ茜、道高齢協道南地域センター、一般社団法人北海道国際交流センター、一般社団法人函館YWCAの4団体により構成されるボランティア組織です。 フードバンク道南協議会では、企業や町会、市民から食品を受け取り、子ども食堂、ウイメンズネット函館(DVシェルター等運営)、ふくろうの家(青少年自立援助ホーム)、児童養護施設などへ届けています。上の写真は、フードバンク道南協議会に寄せられた善意の食品です。 先日、開催が中止となったイベント「はこだてFOODフェスタ」の実行委員会は、スタンプラリーの景品として準備したお菓子(うまい棒1600本)をフードバンク道南協議会に提供。今後開催される子ども食堂などで、子どもたちに配られる予定です。実行委員会事務局の五十嵐さんは「せっかく作ったお菓子を無駄にすることなく、子どもたちに喜んでもらえて大変ありがたく思っている」と語りました。 フードバンク道南協議会の事務局長 中森さんは「私たちの活動はまだ知名度が低く、集まる食品の量が不足している状況です。子ども食堂の運営者の方々からは『もっと開催したいけれど、食品を買う資金がなくて出来ない』という声が寄せられています。また現在、私たちが譲渡対象としているのは団体のみですが、食品を必要としている方々は大勢います。企業はもちろん、個人の方からも受付いたしますので、食品を提供してくださる方はぜひご連絡ください。」と、活動への支援を呼び掛けています。 なお、受け入れる食品は、賞味期限が切れておらず、常温で保存ができるものになります。生鮮食品や冷蔵冷凍食品は、保管場所の確保の問題で受け入れられない場合があります。詳しくは、フードバンク道南協議会へお問合せください。 フードバンク道南協議会 所在地 函館市松陰町27-14 TEL 080-1897-8794(事務局長 中森さん)

子ども食堂で手まり寿司とお吸い物教室
HIF(北海道国際交流センター)が毎週開催している、「にこにここども食堂」。今回は、特別企画として、地元の魚を使ったカラフル手まり寿司と、出汁からとるお吸い物を作ります。海の幸に恵まれた函館ならではの企画です。講師は、函館市内を中心に料理教室などの活動をしているフードスタイリストの近藤緑さん。親子で参加できる講座ですが、大人のみの参加も可能です。 日時:2020年2月23日(日)14:00〜16:00 場所:函館市青年センター(調理室) 定員:20名 参加費:大人1000円、大人1人につき子ども1人無料(子ども2人目以降は1人追加につきプラス500円) 持ち物:エプロン、三角巾 申込み・問合せ:2月20日(木)までにTEL(0138-22-0770)またはEmail(event@hif.or.jp)

旬のごっこを味わえる「恵山ごっこまつり」開催
ユーモラスな姿が特徴の、冬が旬の珍魚「ごっこ(ホテイウオ)」。この魚が獲れる函館市恵山地区で、毎年2月に、「恵山ごっこまつり」が開催されます。一番人気は、プルプルの身とプチプチの卵が楽しめる「ごっこ汁」。1杯300円とあって、毎年、長蛇の列ができるほど。そのほか、漁師飯などの販売や、バター焼きや唐揚げが美味しい「ごっこの生干し」や新鮮な海の幸が並ぶ即売コーナーもあります。 また、愛くるしいごっこの赤ちゃんの展示にも注目です。 恵山ごっこまつり 日時:2020年2月9日(日)11:00~13:00 会場:道の駅「なとわ・えさん」前特設会場 問合せ:函館市役所恵山支所産業建設課 TEL0138-85-2336

新規記事掲載のお知らせ
当サイトの「料理人が作る私の函館料理」「訪ねてみたい市場・商店」に、新規記事を掲載しました。ぜひご覧ください。 ■料理人が作る私の函館料理 四季海鮮 旬花/山田 一美 チャイナダイニング鳳凰/花田 勝彦 鮨処 ひろ季/緋田 広樹 レストラン ノルテ/酒井 諭 彩風塘/宮川 朝広 ■訪ねてみたい市場・商店 川村水産(マルヒラ川村水産) 道の駅 なないろ・ななえ

注目集まる函館のワイン造りを、専門誌が紹介
日本ワインの人気の高まりや、海外や大手メーカーの投資によるぶどう畑の開墾などを受けて、昨今、函館や道南のワイン造りが注目を集めています。こうしたなか、全国向けのワイン専門誌が、函館・道南を大きく取り上げています。 季刊「Winart(ワイナート)」2020年1月号では、北海道のワイン造り特集で、函館市桔梗町にワイン畑を拓いたフランスの名門ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユの話題や、北海道庁がワイン事業を志す人材を育成する「道南ワインアカデミー」の取り組みなど、函館や道南の動向を10ページにわたって展開しています。 また、月刊「ヴィノテーク」2019年10月号では、函館のワイナリー「農楽蔵(のらくら)」で醸造を担当する佐々木賢さんの論考を掲載。ぶどう作りに関する函館周辺の土壌や気候などの適性評価について、詳しく紹介しています。 ワイン造りは100年先を見据えた事業ともいわれ、今後もその動向から目が離せません。

「ヒトサラ」ベストシェフに、木原さんと深谷さんが選出
人気グルメサイト「ヒトサラ」がその年に最も精彩を放ったシェフとレストランを選ぶ「ヒトサラBest chef &Restaurant2019」に、木原茂信さん(鮨処 木はら)と深谷宏治さん(レストラン バスク)が選出されました。 全国で100人の料理人が選出されたなかで、北海道・東北地区からはわずか5人。そのなかで函館から2人が選ばれたのは快挙です。 木原さんは、本格江戸前鮨の技法で、函館の素材を生かしてひと手間加えた鮨を提供。こだわりのネタ「海峡マグロ」にはファンが多く、観光客にも大人気です。また、深谷さんは、日本におけるスペイン・バスク料理の草分けであるともに、函館を代表するイベント「バル街」「世界料理学会」の仕掛け人としても知られています。 2人の料理は、当サイトでも紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

山本英司さん、郷土料理コンクール(中国料理)で函館市長賞
函館の若手料理人の登竜門「郷土料理コンクール」(2019年11月6日開催)で、中国料理部門の函館市長賞に輝いたのは、函館国際ホテルの山本英司さんです。 山本さんは函館市出身の25歳。函館短期大学付設調理製菓専門学校に入学して料理の世界に入り、恩師が総料理長を務める函館国際ホテルの中国料理部門に加わり、経験は7年目になります。「お客さんと顔を合わせる機会は少ないが、全部食べてくれた皿が戻ってきた時や、サービス担当からお客さんの喜んだ声を聞くとうれしい」と山本さん。今回のコンクールでは、同じ職場の五島光さん(27歳)、山登航太さん(21歳)も、それぞれ日本中国料理協会函館支部支部長賞、海藻活用研究会会長賞を受賞しました。総料理長の木村史能さんは、「ホテルの厨房は、いろいろな素材に触れ、調理法も学ぶことができる『道場』のようなもの。いろいろ試してさらに腕を上げて欲しい」と、若手たちにエールをおくります。3人が所属する函館国際ホテル「アゼリア」では、受賞の料理を盛り込んだコース料理を提供予定です。 山本さんの函館市長賞受賞作品。函館近海で採れる3種の海藻を用いた料理。ホッケのアカモク入りすり身の蒸し物(左上)、ホッケと北大ガゴメの塩炒め(右)、イカゲソ入りイカすり身の昆布巻(左下)。野菜を用いて色彩豊かに仕上げ、丁寧な盛り付けが際立った一皿。 2020年1~2月に函館国際ホテル「アゼリア」でディナーとして提供予定の「郷土料理コンクール受賞コース(税込3000円)」。若手3人の受賞料理が盛り込まれます。 コースの一皿。山本さんの受賞作を生かした「アカモク入りイカすりみの昆布巻き」(手前)と「ホッケと北大ガゴメの塩炒め」(奥) 函館国際ホテル アゼリア 所在地 函館市大手町5-10 電話番号 0138-23-8755 営業時間 6:30~10:00(LO9:30) 11:30~15:00(LO14:30) 17:00~21:00(LO20:30) 定休日 なし

イタリアンレストランで親子料理教室、参加者募集
2019年8月に函館のベイエリアにオープンしたイタリアンレストラン「リストランテ ボンナターレ」で、小学生の親子を対象とした、「おいしい函館 料理教室」を開催します。 本場イタリアのミシュラン2つ星レストランなどで修行した簗田(やなた)シェフから教えてもらいながら、実際にパスタとドルチェを作って試食します。パスタは写真のペスカトーレを作る予定です(材料などの都合により、変更になる場合があります)。 日時:2020年1月17日(金)10:00~13:00 会場:リストランテ ボンナターレ 函館市豊川町11-5(BAYはこだて2号館内) 対象:小学生の親子20組 参加費:1組500円 申込み・問合せ:函館市経済部食産業振興課 TEL0138-21-3314(12/30~1/3を除く平日9:00~17:00)