
特別コラム「五稜乃蔵」
2021年に誕生した函館の酒蔵「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」が、市民や函館を訪れる人の注目を集めています。
五稜乃蔵は、「函館の米と水で本物の地酒を作りたい」と活動してきた地元企業家、高専協力会らの熱意が実り、函館市内に54年ぶりに誕生した市内唯一の酒蔵。当初、地元企業の「函館五稜乃蔵」が建物の建設と商品の販売を担当し、上川大雪酒造(上川町)が醸造を行う方式で運営されていましたが、2024年10月には清酒製造免許を取得し、醸造から販売まで一貫して手がける酒造会社となりました。
当時「総杜氏」として酒造りの指揮を執っていたのは、道産米で醸した酒の人気を全国に広めた川端慎治さん。北海道の風土に適した酒米「彗星」「吟風」「きたしずく」を使って酒を醸します。このうち「彗星」と「吟風」の一部は、五稜乃蔵と同じ函館市亀尾町にある2軒の農家が栽培しています。酒を仕込む水も、函館市内を流れる松倉川水系の超軟水を使っています。
「五稜」と命名された酒はすっきりとした飲み口と上品な旨みが特徴で、函館の海産物に合う食中酒、北海道の方言で「飲まさる(ついつい飲んでしまう)酒」を目指しています。純米、純米吟醸、純米大吟醸が基本のラインナップで、限定品も随時発売されます。
酒蔵併設のショップで販売しているほか、函館市内の酒販店や函館空港直営の土産物店「THE HAKODATE DEPART」などで販売しています。市内の居酒屋などでも、酒のラインナップに「五稜」を加える動きが広がっています。2022年4月に実施された札幌国税局の2021年度新酒鑑評会では「純米吟醸」が純米酒の部で最高評価の金賞を獲得し、他にも数々の賞を受賞しています。
五稜乃蔵
所在地:函館市亀尾町28-1
電話番号:0138-84-5177
営業時間:平日10:00~15:30 土・日・祝10:00~16:00
休業日:月曜日