訪ねてみたい市場・商店
頼れるサポーターが函館のおいしい食を陰で支えています。
多彩な旬の野菜や果物、地元フードのイートインが魅力
道の駅 なないろ・ななえ

伝説の地に生まれた道の駅
函館市の北隣に位置し、横津岳と北海道駒ヶ岳の裾野に広がる七飯町(ななえちょう)。伏流水が網目のようにめぐり、豊かな土壌が育まれたことから、幕末の混乱期に国内で初めて西洋式農法技術の滴が落とされ、西洋りんごが初めて栽培された「選ばれし地」です。
日本の農業史を語る上で欠かせない七飯町に2018年3月にオープンしたのが、「なないろ・ななえ」、北海道で121番目の道の駅です。場所は町中心部から札幌方面へ向かう国道5号線沿い、大沼トンネル手前の七飯町峠下(とうげした)地区。
道の駅としての特性上、ドライブの休憩スポットとして立ち寄る利用者や観光客も多いのですが、来訪者の約6割は地元・七飯町や函館市、北斗市からのリピーターだそう。
地元の新鮮食材が潤沢に集う場所
「なないろ・ななえ」の一番の目玉は、地場の採れたて農産物や特産品の販売。町内で20種類以上栽培されているりんごを筆頭に、桃、梨、さくらんぼ、プルーン、米、しいたけ、スイカ、ねぎ、いも、花卉類など、枚挙にいとまがありません。特にりんごは品種ごとに9月中旬から12月まで順に旬を迎えるため、訪れるたびに違う顔に出会えます。
出品は登録制で、応募のあった地元の農家20数軒から毎日自慢の新鮮食材が届けられています。地場食材のオリジナル加工品開発にも力を入れており、地元企業と連携し、次々に新製品を生み出しています。
「物販で常時700種類以上が揃い、それに季節ごとの生鮮品が加わります。置いていないものはないのではないか? と、思ってしまうほど、様々なものがあります」(専務理事・松金修一さん)
イートインにも素材の力が溢れ出す
イートインコーナーも一年を通して大人気。町内の果樹園で育ったりんご3種類のジュースを飲み比べできる「ききりんごセット」、大沼・山川ファームの牛肉を使う「山川牛熟王コロッケ」、地元で愛飲されるコアップガラナを使った「ガラナソフト」、町の特産品・王様しいたけを練りこんだ「王様しいたけのコロッケ」など、バラエティに富んだメニューが食欲をそそります。
料理教室や季節のイベント類も活発に開催され、幅広い世代で楽しむことができます。アクセスは車かバスになりますが、道南地区にある道の駅の中では函館市街から最も近い距離にあり、わざわざ足を運ぶ価値のある、おすすめスポットです。

町内の福田農園から届く「王様しいたけ」も、横津岳伏流水の恵み。大ぶり肉厚ジューシーで、数々の品評会で賞に輝いています

七飯町産のりんごとねぎを使った自信のオリジナル調味料「七飯のめぐみシリーズ」。りんごポン酢、ねぎ醤油、りんごノンオイルドレッシング、りんごの焼肉のタレ。

道南杉がふんだんに使われた店内。「峠下テラス」で提供する、素材の旨みを生かしたバラエティ豊かなメニューには、目移りしそう。

「ききりんごセット」。ジュースにするりんごの種類は時季により変わるので、何度でも楽しめます。この日は名月、レッドゴールド、ふじのセット。

町内に本社のある(株)小原のコアップガラナを使った「ガラナソフト」。常に人気ランキング上位を占める、不動の定番。

低温熟成の山川牛を使った「山川牛熟王コロッケ」。濃厚な肉の旨みがたっぷり。ホクホク、サクサクで何個でもいけそう。

隣接の「THE DANSHAKU LOUNGE」は、男爵いもと男爵いも生みの親・川田龍吉男爵のテーマ館。