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前浜で採れる真昆布の商品が一堂に揃う
南かやべ漁業協同組合直販加工センター

様々な用途の昆布が揃う専門ショップ
南かやべ漁業協同組合直販加工センターは、JR函館駅から車で約1時間、函館市南茅部地区にあります。この地区は、古くから「白口浜真昆布」と呼ばれる品質の高い真昆布の産地で、漁師の手で乾燥や選別、折りなどがなされた原料昆布が、全国の昆布問屋に出荷されます。このうちの一部は漁協直営で加工され、小分け包装の上、出荷販売されています。2011年3月にオープンした同センターは、出汁用の「熨し(のし)昆布(折昆布)」、「素干し昆布」をはじめ、煮物用の芽昆布、とろろ昆布など、様々な用途ごとに適した昆布製品を一堂に取り揃える、直販の専門店です。
産地らしさをアピールする活動
ショップ内には、昆布の交易の様子を描いた江戸期の絵図や、皇室に献上されていた当時の写真などが掲示され、昆布と共に歩んだ地域の歴史にも触れることができます。また、昆布に関する出前講座の開催や、真昆布の定期頒布を行うオーナー制度なども展開中。産地と消費者をつなぐPR活動にも積極的に取り組んでいます。もちろん、店頭で昆布選びや調理法も気軽に相談できます

数多くの商品が並ぶ広く明るい店内。じっくりと手に取って昆布選びができます。

身厚で甘みとコクのある上品な出汁がとれる天然物(右)と、家庭での普段使い用にあっさりした甘みの出汁がとれる養殖1年物(左)。

容器のなかに直接昆布を入れ、出汁を効かせた「真昆布だししょうゆ」。つゆ、焼き肉のたれ、ぽん酢なども揃う、売れ筋商品のひとつ。

「焙煎昆布」は短冊状に切った昆布を無添加で焙煎したもの。おつまみとしてのみならず、ご飯を炊く際、一緒に数個入れると真昆布の旨味が広がります。

作業場では、素干し昆布の袋詰め作業中。年間約35トンの原料昆布を仕入れ、順次加工して出荷します。

函館市では、「真昆布の産地=函館」のイメージをより高めるため、行政と市内5つの漁協が連携し、「函館真昆布」という統一ブランド名の定着に向け、取り組みを進めています。
南かやべ漁業協同組合直販加工センター
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