函館で活躍する
料理人と函館料理
地元の食材を生かした渾身の一皿をご紹介します。
宮川 朝広みやがわ ともひろ
中国料理
地場産食材とタッグを組む本格広東料理
函館市出身。京都ホテル、横浜中華街の老舗・大珍楼、京王プラザホテル札幌「南園」(料理長)を経て、2008年に宿泊や日帰り入浴も可能な「うずら温泉」にレストラン「彩風塘」をオープン。彩風塘は中国語の「避風塘(台風のときに船が風を避けて避難する船溜り)」から、いろいろな風が集まる場所の意。「贅沢とまとのジュース」など地場産食材の加工品開発も手がけています。「素材の持ち味を生かすのが広東料理。地場の食材を使った料理で、生産者とお客様に喜んでもらえたら」と語ります。師は広東料理の巨匠にして東京の赤坂璃宮オーナーシェフ・譚彦彬(たん ひこあき)氏。

魚介天ぷらのスパイス揚げ
ふっくりんこの米粉で楽しむカリカリ感

国内線ファーストクラスの機内食にも選ばれている道南生まれの「ふっくりんこ」の米粉を使い、大エビを天ぷらにしました。彩風塘では10年ほど前から、ふっくりんこを使ったオリジナル米粉を使用しています。米粉は小麦粉や片栗粉と比べて油の吸収率が低いため、カラッと揚がって、体にもヘルシー。刻んだガーリックとパン粉を油で揚げ、ネギ、パクチー、カイエンペッパーで風味を加え、塩、砂糖で味つけして振りかけました。店名の由来でもある香港の漁師料理「避風塘(ベイフォントン)」につながる一皿でもあります。
提供時期:通年 コースまたはアラカルトで
2019年11月取材
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もう一皿

ひこま豚スペアリブのスパイス揚げ
北海道駒ヶ岳山麓で育てられるひこま豚のスペアリブを、山椒、鷹の爪、八角、ネギなど、香辛料や香味野菜を入れた湯で1時間ほど下ゆでした後、豆板醤などを使った特製タレに漬け、片栗粉をまぶして揚げました。かぶりつくと、ほどよくスパイシーでコクのある甘みが、ジュワッと口いっぱいに広がります。素朴な外見に予想を裏切られてしまう、驚きの味わいです。
提供時期:通年 コース料理で(要予約)
2019年11月取材